パニック発作の治し方

　心の病気になりやすい人は、状況を悪化させる対処法を使います。その対処法には、様々な方法がありますが、最も一般的なものは、考えて対処するというものです。
　何かしらの問題が起こると、あれこれ考え始めます。この考えて過ごす先行き不安が、パニック発作の背景になります。人間は不安定な状況で暮らすことはできませんから、何とか安定させようとして対処をします。最も手軽で成功しやすい対処法があれこれ考えることです。考えると一時的に安定考えられます。それはある意味で成功体験なので、繰り返し考えるようにします。それが習慣化されます。
　そのうち、これといって問題がある訳でもないのに、何かしら不安感が生まれると、いつの間にか考えても仕方ないような思考を繰り返すのです。こうして、現実の苦痛は、この対処法では何も解決せず、苦痛はますます強くなります。そうすると、ちょっとした出来事に反応して、その度に考えるという対処法を使います。他人の目や評価を気にする状況の中に置かれると、心臓がどきどきしたり、体温が熱くなったりするのを感じ、先行き不安を思考することも効果を示さなくなると、あとはパニックという症状を起こして対処するのです。
　カウンセリングは、まずこうした不安定な状況を起こさない状態にすることを目的にトレーニングします。そして、どうしたら考えないで済むかを練習します。そして、可能な限り現実的・合理的な生き方を作り出せるようにすれば、パニックを起こさなくても済むようになります。阪神カウンセリング・ラボでは、以上のプログラムを持って、心理療法を実施しています。



・阪神カウンセリング・ラボは、大阪梅田、兵庫明石にある心理カウンセリング専門の相談室です。
・カウンセリングは、臨床心理士と元大学教授の経験豊富な心理療法で対応致します。
・カウンセリング対象は、成人、思春期の方、学生、子ども、お年寄りまで幅広い臨床を持っています。
・カウンセリング方法は、相談者の状況に合わせて、学術的に認知された適切な手法で対応致します。
・ご相談内容は、心の問題のあらゆることに応じています。個人面談の他、スカイプや電話相談も可。
・アサーショントレーニング、人間関係トレーニングなど、グループワークも定期的に実施しています。
・臨床心理学を学ぶ心理学セミナー、バウムテストや描画療法に関するセミナーを実施しています。
・企業のメンタルケアに関するご相談、援助を致します。
・土曜日、日曜日もご相談可能です。平日は夜８時までのご予約を受け付けています。

カウンセリングに来られる前、どんなことをするのかとドキドキしてこられることが多い様子ですが、皆さん「来てよかった」と言ってくださることがほとんどです。いつまでも悩み不安でいるよりも、一度お越しください。