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14年05月30日

うつ病のきっかけ

 うつ病のきっかけは、次の5項目があります。

1、自分が愛する人を失うような状況におかれた。
2、それまで抱いていた希望を失うような場面があった。
3、社会や仕事などで個人的な失敗をした。
4、身体の異常等で生活や仕事に支障を生じる場面があった。
5、ストレスを感じて、乗り切ることができないと思った。

 これらは認知行動療法を進めていくうえで、うつ病または抑うつ状態が、どういうことをきっかけで起こったかを理解していくのに役立ちます。認知行動療法とは、その人の前に起こっている出来事の情報の認識の仕方や処理の仕方が、合理的でないので、それを修正改善していくことによって、うつ病の症状を軽減していく心理療法です。
 この説明の時、相談者が感じるのは、情報処理の仕方が、すべての面で非合理的だと思いがちですが、そうではありません。これまで立派に生きてこられたように、ほとんど問題がないのですが、ある一定の事柄に関して、壁にぶつかってしまうのです。いったん壁にぶつかると、それまで健全に機能していた認知の仕方まで影響を受けてしまいます。

 1の場面で反応している人は、人との別れを意識するようなときに反応します。
 2の場面で反応しているとしたら、自分jの存在意義を喪失するような場面で反応します。
 3の場面で反応しているとしたら、自尊心を傷つけられるような場面で反応してしまいます。
 4の場面で反応しているとしたら、体の調子に敏感だと言えます。
 5の場面で反応しているとしたら、ストレスに弱いと言えます。

 このような反応する場面をあらかじめ知っていたら、その場面に関して認知の仕方をトレーニングしていけばよいし、そのような場面を想像できますから、予防にもなるのです。



 大阪梅田、兵庫明石に心理相談室を持つ、阪神カウンセリング・ラボは、臨床心理学を専門とした元大学教授、経験豊富な臨床心理士が対応する、心の相談専門機関です。うつ病や神経症や摂食障害など心の問題をはじめ、パーソナリティ障害、精神病など、また、人間関係や教育、性格診断など、幅広くどんなことでも相談にのっています。性犯罪や窃盗などの被害者や加害者の心のケアも心理相談の対象です。また、臨床心理学に関心を持つ専門家の育成も視野において、心理学に関する学習やセミナー、ワークショップも実施します。アサーショントレーニング、心理学グループワークなども毎月実施しています。