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14年02月05日

うつ病の人の注意事項(2)

こんな考えが浮かんだら要注意 

~つづき~

以下に挙げるような考えが浮かんで来たら、要注意です。

1.抽象的でおおざっぱ
 「憂うつだ」「怖い」「どうしようもない」というような大づかみな言葉で自分が置かれている状況や自分の気持ちを判断してしまいます。そうすると、具体的な対応が見つからないまま、憂うつな気持ちだけが強まっていくことになります。


2.絶対的で道徳的
 「絶対~。」「本当に~。」「~でなくてはならない。」「~しないといけなかったのに。」などのような言葉をよく使っていませんか。それは、何でも完全にしなければならないという考えがあるからです。
 完全を求めると、減点法でしか自分を見ることができなくなります。「こんなこともできない。」「まだしなければ不十分だ。」というように欠点ばかりに目がいって、うまくいっていることもたくさんあるのに、そちらにはほとんど目が向かなくなります。
 そして、これから自分はどうしたいのか、本当は何をしたかったのか、どのような順番でそれに取り掛かればよいかなどが見えなくなってしまいます。


3.柔軟性がなく、変化に乏しい。
 「みんなそう考えている。」「いつもつらい。」というように、全部ひとまとめにして考えてしまいます。おそらく、こういう時は狭い視野にとらわれていますから、どうしようもない状況に置かれていると勘違いしやすくなっています。
 ちょっと視点を変えてみると物事がよく見えてきたり、可能性が生まれてきたりします。
 


4.自分の行動や感情から人格そのものを判断している。
 思考の悪循環は自らをとことん落とし込めてしまいます。不安定な感情は、否定的悲観的な思考に左右されますから、その思考をさらに押し広げることによって、「こんなに気持ちが動揺するなんて未熟な証拠だ。」「こんなこともできないなんて、私はやっぱりだめな人間だ。」などと考えるようになります。


5.問題を取り返しがつかないと考える。
 「この仕事を失敗したらもう終わりだ。」「今ここでこんなことが起きたら手の施しようがない。」というように考えてしまいます。
  問題解決の方法はいくらでもあります。その方法がこの時には全くわからなくなっています。