
13年05月21日
	うつ病の人の思考傾向
	
	うつ病の人が現実をとらえる時に、よく起こす思考傾向とは、次の通りです。
	
	思考内容として、
	1、自尊心の欠如
	2、過度の責任感
	3、逃避傾向・不安です。
	
	 自己評価が低く、そのうえ責任感が強いので、自分がしなければならない状況の中に追い込まれることを嫌います。
	 そうすると、そこから逃げ出して、結果孤立してしまいます。そして不安感が増大していくのです。
	
	思考パターンとしては、
	1、独善的推論   確かな根拠がなくそうだと思い込んでしまう傾向。
	2、選択的抽象化  いったんそうだと思い込むと、そればかりに集中して考えて結論を出す傾向。
	3、拡大・矮小    物事の実態を必要以上に大きく捉えたり小さく見積もったりする傾向。
	4、強い罪責感   とらなくてよい責任までかぶってしまうう傾向。
	5、過度の一般化  たった一回のことで、そうだとおもい込む傾向。
	6、二分割思考   白か黒か、0か100かの極端な思考傾向。
	
	 ベックが明らかにした、うつ病の人の思考傾向は、このようなもので現実の社会を送っているというのです。
	 これらのほとんどが、現実的でなく否定的であるために、人間関係や社会生活に支障をきたしてしまいます。認知行動療法とは、これらの思考内容や思考パターンに気づいて、それを修正していくことによって、うつ病を予防し症状を改善できるものとしました。
	
	 阪神カウンセリング・ラボでは、このベックの認知療法の考え方を参考にして、プログラムを組んでいます。その成果は、お客様の声を読んでいただき、参考にしてください。
	 なお、詳しい「声」は「阪神カウンセリング・ラボ」で検索いただければご覧いただけます。
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