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15年10月30日

うつ病・神経症・パニック障害などの心の背景

うつ病や不安障害の心理カウンセリング
「うつ病・神経症・パニック障害などの心の背景」


 うつ病や神経症など心の病気は、周囲の環境によって生じる心身の機能的な障害を総称する疾患といえます。うつ病や不安障害などの神経症は、統合失調症や双極性感情障害Ⅰ型などと比較して、症状が改善されて、適応的な状態に戻れる疾患です。したがって、カウンセリングは非常に有効です。

 フロイトは、神経症の治療を積極的に進めた人です。治療方法として、精神分析を行ってきました。彼の神経症の考え方は、幼児期の外傷体験を無意識の中に押し込めてしまったときに、成長した段階でその無意識が活性化されなければならないときに対応できず、それをきっかけとして起こすのが、神経症症状だというのです。

 森田療法で有名な森田は、そのフロイトの、心因ときっかけに加えて、個人が生まれながらに持っている素質を重視しました。
 私が、うつ病や不安障害や摂食障害、パニック障害、強迫性障害等様々な精神疾患においてかかわってきた人々をみるに、それぞれが持つ症状の在り方は、その人にとってまさに意味があるということです。うつにしても、強迫観念にしても、パニック症状にしても、恐怖症にしても、何かのきっかけで現れる症状は、その人からは、起るべきこととして起こってきます。それ以外の症状では決して現れないという風に。ですから、一面的な見方をすれば、神経症の症状は、大いに意味のあることなのです。

 こんな言い方をすると、誤解を招くかもしれませんが、うつにならなかったら、現実を乗り越えていくことが難しい。強迫観念を持って手洗い行動を繰り返す人が、それをしなかったら、現実を乗り越えていくことは難しい。パニックになっていたほうが、その状況では、生活していくのに楽なのです。
   もしそういう症状がなければ、フロイトの言う無意識に押し込んだ怪物が、ストレートにその人に襲いかかります。何も防具がなければ、怪物にいっぺんに飲み込まれてしまいます。ですから、無意識に押し込んだ怪物に立ち向かうために、内面強化・確立の準備をして行くことが大切です。
 内面の強化ができていくまで、症状はそれほど気にしなくてもいい。大丈夫です。症状にこだわると余計厄介です。
 阪神カウンセリング・ラボでは、神経症のクライエントさんに、このような考えに従って、安心して受けられるよう準備しています。






◎阪神カウンセリング・ラボは「心の癒しのコンビニ」をモットーに、だれでも、どこでも、どんなことでもご相談に応じています。主宰者は、臨床心理士を養成する大学院で教授した経歴をもち、豊富な臨床経験を活かしてご相談に応じています。
◎うつ病改善、双極性感情障害、パニック障害のカウンセリングは、阪神カウンセリング・ラボで!
◎阪神カウンセリング・ラボは、元大学教授と臨床心理士の心の問題の専門相談室です。