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15年10月29日

うつ状態や不安な時の症状

うつ病や不安障害の心理療法
「うつ病や不安な時の症状」


 
 うつ病や不安障害の方のカウンセリングをしている時に、相談者が、よく言われることは、
「どうも何もかも忘れて、困る。言われたことも記憶できず、考えようと思っても考えがまとまらない。アホなったんちゃうやろか」

 うつ状態のひどい時には、特にこんな感じを持たれることと思います。どうか心配しないでください。それは、少なくともうつ病の症状だからです。薬物も、余計な心配をしないように、のんびり過ごせるような効果を持たせていることもあります。
 しかし、心理的にいえば、うつ状態のひどい時には、アホになるくらい頭が回らないことのほうがいいともいえます。なぜかというと、うつ病や抑うつ神経症になりやすい人は、物事の情報処理の仕方が、非適応的で不合理な考え方をしやすいから、思考力を明快にすればするほど、疲れてしまいます。一人で部屋にこもって考え事をしているご自身を思い起こせば、この不合理な思考に悩まされていることに気付くはずです。そのために、うつ状態の時は、うつ病の人自身が、考えないようにしよう、考えたくないと、心理的規制、即ち、自己防衛を起こしているのでしょう。そうした神経伝達物質が働いて、うつ病の人を守っているのだと思います。
 人間の脳は、嫌なことだけ情報処理からはずし、良いことだけ情報の処理にのってくる、というほど都合よくできていません。だから、考えないほうがいいと、脳に命令を出せば、嫌なことを忘れることはできますが、一緒に、良いことも必要なことも忘れてしまうのです。頭が悪くなったのではなく、あくまでも症状ですから、回復すれば、思考力も記憶力ももどります。






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