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15年10月10日

カウンセリングを進めるにあたって目標問題を明確化する問題点

うつ病、不安障害、パーソナリティ障害の認知行動療法
「カウンセリングを進めるにあたって、目標問題を明確化する問題点」



 うつ病や不安障害だけでなく、パニック障害、摂食障害、パーソナリティ障害など様々な精神的問題に採用されている、論理療法は、認知行動療法の発展的、有効な手段です。うつ病や不安障害などの心理療法・カウンセリングを開始するにあたって、どうしたら良いかに関しては、「目標問題」を明らかにすることが大切です。この「目標問題」を明らかにする時に、それがなかなか明らかにならない場合は、一次感情に関して、二次感情が絡んでいるかもしれません。その仮説を試してみることが必要だと、ドライデンは言っています。「何回か繰り返してもクライエントが、特定の目標問題の例を思い当たらないときは、クライエントが1次的感情問題(primary emotional problem)に関して2次的感情問題(secondary emotional problem)を抱えているという証拠であるかもしれない。その可能性があると見る場合、必ずしもその判断が正しいと仮定せず、その仮説を試してみることである」(「実践論理療法入門」ウィンディ・ドライデン/レイモンド・デジサッピ著 岩崎学術出版社 1997年)

 1次的感情問題とは、うつ病や不安障害の人が、最初のカウンセリングの際に述べた感情問題(C)をいいます。しかし、その背後にイラショナルビリーフが存在していると、新たな感情問題が生じる場合があります。A(状況)B(思考),C(結果・感情)のCが新たなA´になるのです。そうなると、そこで生まれたB´が、C´となります。そのC´を2次的感情問題といいます。
 このように、人間の思考は、次々に状況をイラショナルビリーフによって新たな感情を呼び起こします。そのために特定出来ない事が起こるのです。






「心の癒しのコンビニ」阪神カウンセリング・ラボでは、心の状態を安定させるリラクゼーションとして、エンドルフィンやセロトニンなどの脳内の神経伝達ホルモンが出るように、呼吸法、意識集中法、動作法などを伝達して、うつ病やその他の心の問題の解決に役立てています。