パーソナリティ障害のカウンセリング「不合理な信念の及ぼす影響」
パーソナリティ障害のカウンセリング 「不合理な信念の及ぼす影響」
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今日のテーマは、「パーソナリティ障害のカウンセリング―不合理な信念の及ぼす影響」です。
パーソナリティ障害、特に境界性パーソナリティ障害の場合、幼いころから受けた親子関係の著しい不調性が原因で、心の傷となっていることがよく見られます。子どもは親子関係から見れば実に弱いものですから、愛されようと必死に生きようとします。その時生まれる不合理な信念が、例えば、「誰からも愛され受容されねばならない」というようなものです。成長した後、愛されないという状態にちょっとでも触れることが起こると、愛されたいのだけど愛されないという心の傷が癒されていないために、敏感に反応してしまいます。そうすると、境界性パーソナリティ障害の人の相手は、自分では何気なく言った言葉が、相手にとってはなぜ怒ることになるのかが理解できないまま、争いが激化するのです。その場合のパーソナリティ障害の人には、ABC理論に基づいて、次のような状況が起きているはずです。
A「愛されない状況はひどいことだ」
B「愛されない状況に耐えられない」
C「愛されない私はだめな人間で、そうではないはずだからそういう原因を起こした相手に怒るのは当然だ」
客観的に見れば、この思考は全く通用しない不合理なものですが、厄介なのは、境界性パーソナリティ障害の人にとっては、不合理な信念に基づいて起こすABCの展開は、論理的ということです。
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