犯罪被害者支援委員会主催研修　小林美佳氏　講演の報告

　平成26年10月29日（水）兵庫県弁護士会犯罪被害者支援委員会主催の研修会、小林美佳氏の講演会と研修会に参加しました。弁護士会でも、性犯罪にあった被害者への対応が、複雑で難しいために開かれた研修会のようですが、法的な処理とともに、被害者に弁護士としてどう立ち向かうかの問題を見つめていこうという主旨が込められていました。
　小林美佳氏の講演のテーマは「性犯罪被害にあうということ」でした。小林美佳さんは、10年ほど前に実際に性犯罪の被害にあわれ、その苦痛・苦悩と闘ってこられました。その中で、性犯罪の被害にあう悲惨な心境、今でも心の傷を癒やせないでいる様子を話されていました。小林美佳さんは、その後、「性犯罪にあうということ」「性犯罪被害とたたかうということ」を出版され、7000人もの人とつながりを持ったそうです。この日の第2部、パネルディスカッションでは、兵庫県弁護士会の「犯罪被害者支援委員会委員」の弁護士、西部智子先生、「性暴力被害者支援センター・ひょうご代表、産婦人科医」田口奈緒先生の話がありました。
　最近ではこうした性犯罪を含め犯罪被害者への支援の輪は広がりつつあります。臨床心理士会でも、被害者支援の会があり、日々研修会を開きカウンセリングを通して被害者を援助する努力をしています。大阪・梅田にある阪神カウンセリング・ラボでは、性犯罪被害者のケアと、性犯罪加害者の再犯防止のカウンセリングを実施しています。特に性犯罪の加害者には、精神的ケアが必ず必要であるという認識で、こうした事件を起こさないように早めに治療することが大切だと考えています。




★うつ病や双極性障害を改善する臨床例を非常に多く持っている安心と信頼ある相談室です。
☆阪神カウンセリング・ラボは、大阪梅田、兵庫明石にある心理カウンセリング専門の相談室です。
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